2019年03月06日
不動産購入の基礎知識!「家を買う時の流れ」仲介物件編
住まいを買おうと決心したら、入居するまでどういう流れになるのかを知っておくと、行動計画も立てやすく安心です。まずは、分譲物件の場合と、仲介物件の場合に分けて見ていきましょう。
住まいの販売形態は大きく分譲物件と仲介物件に分かれます。これによって購入の流れが少し変わります。まずは、物件の販売形態を確認し、分譲物件と仲介物件の違いを見ながら、購入の具体的な流れを把握しましょう。
仲介物件と分譲物件の違い
(1)分譲物件
売り主である不動産会社から直接購入する物件です。(売り主から販売代理を受託した不動産会社を窓口に購入することもあります。)一般的に新築マンションや販売戸数の多い新築一戸建ては分譲物件となります。
(2)仲介物件
売り主から仲介の依頼を受けた不動産会社を通して購入する物件です。一般的に販売戸数の少ない新築一戸建てや中古物件は仲介物件となります。仲介物件の場合は、不動産会社への仲介手数料が発生することがありますので、事前に確認が必要です。
購入の流れ<仲介編> 仲介物件を買う場合の一般的な流れ
その① 購入の為の希望条件を考える
住みたい地域、住宅の種類、広さや間取り、入居したい時期などの希望条件を整理しておきましょう。
その② 「購入予算を決めましょう。」
希望の住まいのおおむねの相場を調べ、預貯金の額や住宅ローンの借入可能額などを確認して、予算の目安を立ててみましょう。
その③「不動産会社を探そう」
仲介物件を買うには、信頼できる不動産会社との出会いが大切です。「希望のエリアに強い地域密着にある店舗か?」など、不動産会社の特徴を調べて、住まい探しを依頼する不動産会社を選びましょう。
その④「希望の住まいを探そう。」
選んだ不動産会社に希望条件を伝え、それに合った物件を紹介してもらいます。その他、自分でインターネット検索や不動産広告などから物件情報を集めることもできます。
その⑤「現地を見に行こう。」
気に入った物件が見つかったら、物件を取り扱っている不動産屋さんに依頼し、実際にモデルルームや現地を見学します。いくつか見学した後に、購入したい物件が見つかったら、再度、物件の周辺環境や間取り、設備、購入条件などを詳細に確認します。
その⑥「不動産会社に仲介を依頼しよう。」(媒介契約締結)
不動産会社へ売買の仲介を正式に依頼する場合は、媒介契約を結びます。この契約には、対象となる物件や、仲介業務のサービス内容、不動産会社の仲介手数料などが記載されます。
※ 媒介契約の締結は、一般的に希望物件が決まった時に物件を紹介して貰った不動産会社と仲介(媒介)契約を行います。
その⑦「資金計画を立てよう」
物件探しと並行して、取引のある銀行や仲介不動産業者に資金計画を具体化する相談をしましょう。物件の購入資金以外に必要となる諸経費や、住宅ローンの金利、毎月の返済額などについても試算しておきます。
その⑧「購入の申し込みをしよう。」
購入したい物件と希望条件が決まり、予算も大丈夫なら不動産会社を通して売り主へ購入の申し込みをします。申し込みは、書面で行うのが一般的です。
その⑨「重要事項の説明と契約日の確定」
不動産会社の宅地建物取引士から、購入物件に関する不動産の詳細な状況説明を受けます。この説明が「重要事項の説明」です。一般的に、この重要事項の説明時に契約日や決済日を確定します。
その⑩「不動産売買契約を結ぼう。」
重要事項説明の内容を十分確認して納得できたら、売り主と売買契約を結びます。このとき、一般的には物件価格の10~20%程度の手付金(契約金)を支払います。売買契約を結ぶに当たっては、しっかりと契約内容を確認しましょう。
契約の内容により、決済日までの自己都合による解約の場合に契約金放棄になる事があります。
その⑪「住宅ローンを契約しよう。」 現金での購入ではなく、住宅ローンを利用する場合、売買契約を結んだら、住宅ローンの正式な契約を結びます。契約前に金融機関と保証会社による審査を受け、融資が承認される必要があります。- 不動産仲介業者が金融機関との折衝もしてくれる場合が多いので、相談してみましょう。
その⑫「お家の引き渡しを受けよう。」
住宅ローンの手続きが終わると、いよいよ決済です。、残りの代金を支払って、それと同時に、売り主から物件の引き渡しを受けて、不動産の登記手続きを行います。その後、引っ越しをして入居となります。
おめでとう御座います。新しい住居や環境での生活が始まりです。